鶴谷香央理
ジャンル:日常系 / 女性向け
75歳の老婦人が出会ったもの、それは少年たちの恋模様
亡き夫と通った思い出の喫茶店が閉店し、立ち寄った書店では料理本コーナーがいつもと違う場所に。過ぎ去っていく時間に寂しさを覚えた時、彼女の目に止まったのは1冊のコミックス――。75歳にしてBLを知った老婦人と書店員の女子高生が織りなすのは、誰もまだ見たことがない日々でした。
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芦田愛菜と宮本信子の共演が話題の映画「メタモルフォーゼの縁側」の世界はここから。読み手の気持ちにぬくもりを生んだ穏やかでやさしい物語を、気軽に楽しめる形であなたにお届けします。
「メタモルフォーゼの縁側」で注目を集めた新鋭・鶴谷香央理が、これまでさまざまな媒体で描いてきた作品が一冊に。「メタモルフォーゼ」とは違う、しかし同じ何かが感じられる短編の数々がここに。
58歳差の二人が過ごした時間は交わした言葉よりも鮮やかで、きっと心の奥にいつまでも。どこまでも優しい物語、完結。
■「このまんががすごい!2019」オンナ編第1位を獲得!■はじめてのマンガ制作に挑むうららと、それを見守る雪。一冊のBLをきっかけに始まった関係は、歳の差ゆえに理解できないものも飛び越える。
相手を気づかうからこそ、優しさに悩むこともある。そのひとことが背中を押してくれることもある。年の差58歳のBLともだちは、少しずつ変わりはじめる。
BLコミックスをきっかけに交流を深める老婦人と女子高生。何も変わらない毎日のなかで、それでも少しずつ変わっていく日常は、きっと穏やかで眩しい。
ふと立ち寄った書店で老婦人が手にしたのは1冊のBLコミックス。75歳にしてBLを知った老婦人と書店員の女子高生が織りなすのは穏やかで優しい、しかし心がさざめく日々でした。